旧型デイトジャストの16200番台と116200番台、どっちを選ぶ?

116200番台は現行デイトジャストのひとつ前のレファレンスとなる。2004年にまず18金イエローゴールドの金無垢モデルが、ブレスレットと革ベルトの2タイプ。それに加えてイエローゴールドとスチールのコンビが登場。そして翌年になってオールスチールとコンビモデルにはピンクゴールドとホワイトゴールドが追加されてすべてのラインが出揃った。

 また、これまでにない様々なユニークな文字盤デザインが登場したのも116200番台の大きな特徴だった(写真リンク参照)。

 自動巻きムーヴメントは、それ以前の16200番台と同じキャリバーナンバーだが、外装面においてはかなりブラッシュアップされた。ではどのような点が変わったのかをもう少し見ていきたいと思う。

最大の違いはトップの写真で見比べるとわかるが、新ケースが採用されてサイズこそ変わらないものの、ラグ方向に向かってのフォルムがふっくらとしたと同時に、ケース表面部分は艶のないサテン仕上げから鏡面仕上げに変更されたため、より高級感が増した点だ。

また、ブレスとケースを繋ぐフラッシュフィットが一体型となり、5列のジュビリーブレスは、コマとコマの接続パーツが巻き板状の中空タイプから、すべてロレックス 激安コピー素材そのものの塊で作られるようになり堅牢性と耐久性が向上している。さらにバックルも、高級ラインであるデイデイトと同じく繋ぎ目がわからないコンシールドタイプの高級仕様に変更されるなど、ブレスレットまわりは格段にブラッシュアップされた。

 116200番台はその後も改良が行われいる。そのひとつが06年頃から文字盤外周のインナーリングに出現した、通称ルーレット刻印である。「ROLEX」の文字が繰り返し刻印されているもので、偽造防止として設けられたようだ。

また、自動巻きムーヴメントのCal.3135も、11年頃からは精度を決める重要な部品のひとつ“ヒゲゼンマイ”に、温度変化に強く、耐磁性に優れたブルー・パラクロムという独自の素材が使われ始めた。もし116200番台を購入する際にはこの2点をチェックしたほうがいいだろう。

 さて116200番台の実勢価格だが写真の18金イエローゴールドとステンレスとのコンビモデル、Ref.116233でざっとみたところ110万円台から130万円台で流通している。ちなみに前レファレンスの16233は60万円台から80万円台だった。50万円ほどとその差は意外に大きい。さてどっちを選ぶだろうか!

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