チューダーから、チューダーブティック限定モデル「ブラックベイ クロノ “ブルー”」が登場した。スノーフレーク針を採用したクロノグラフモデルである「ブラックベイ クロノ」にあざやかなブルーの文字盤とベゼルを採用したモデルだ。チューダーは腕時計のデザインにブルーを取り入れた先駆者であり、歴代モデルにも多数採用されている。高精度で頑丈なCal.MT5813や、工具不要で長さを調整できる“T-fit”クラスプを備えるなど、ビンテージな見た目ながらも現代的な腕時計だ。
このブティック限定モデルは、チューダーが誇る豊かな青の伝統をコレクションの全ラインに取り入れるという、熱い思いを示している。何十年にもわたりチューダーはあらゆるデザインにさまざまなブルーを取り入れた先駆者であり、歴代のカタログでも複数のブルーが採用され続けている。
“チューダー ブルー”の概念は特定の色をあらわすのではなく、チューダーの特徴的な美学における永続性を示すようになった。特に興味深いのはブラックベイ クロノ “ブルー” に影響を与えた2つのモデルで「スノーフレーク」として知られる往年のブルーのチューダー サブマリーナーと、コレクター垂涎のブルーのオイスターデイト クロノグラフ「モンテカルロ」だ。両モデルは1970年代のチューダーの象徴モデルと言える。
「スノーフレーク」針と45分カウンターが特徴
ブラックベイの美学に忠実なブラックベイ クロノは、1969年以来チューダーのダイバーズウォッチのアイコンとなっている有名な「スノーフレーク」針を採用し、ふたつのシルバーサブカウンターが配され、最適な視認性を確保するために磨きがかけられたドーム型ブルーダイアルを備える。初期のチューダー クロノグラフに着想を得て、45分カウンターと6時位置にカレンダーを備えるダイアルも特徴の一つだ。
ブラックベイ クロノ “ブルー”
41mmのステンレススティール製ケースに、ブラックベイラインの特徴である、サテンブラッシュとポリッシュ仕上げ、そして面取りされたラグとチューダーローズが刻印されたリュウズが存在感を示す。チューダーならではの細部に至るこだわりの典型であるステンレススティール製プッシャーのデザインは、初期のチューダーのクロノグラフから着想を得ている。ブルーのアルマイト加工インサートとタキメーター目盛りを備えたステンレススティール製固定ベゼルが、このクロノグラフのスポーティな外観と機能を演出している。
この新しいブラックベイ クロノは、ステンレススティール製5列リンクブレスレット、チューダー独自の“T-fit”アジャスティングシステム付きクラスプを備えている。工具不要の簡単な操作で、着用者自身が8mmの長さを5段階で調節することができるようになっている。クラスプにもセラミックのボールベアリングが採用され、クラスプの作動に心地よい触感をもたらすのに加え、スムーズに確実に留めることができる。
平均日差-2秒から+4秒を達成するクロノグラフキャリバー Cal.MT5813
ブラックベイ クロノに搭載されているマニュファクチュール クロノグラフキャリバー Cal.MT5813は、時・分・秒・クロノグラフ・日付機能を備えている。他のチューダーのマニュファクチュール キャリバー同様、特徴的な仕上げが施されている。モノブロックのタングステン製ローターはオープンワークで細部にサンドブラストを伴うサテン仕上げ、ブリッジとメインプレートはサンドブラストとレーザー装飾が交互に施されている。
クロノグラフ マニュファクチュールキャリバー Cal.ブライトリング 01 をベースに、チューダーが開発した高精度調速機構を組み込み独自の仕上げが施されたこのムーブメントは、機械式ムーブメントのデザインと製造のノウハウを共有することを選んだ両ブランドの永続的な協力体制から誕生した。
約70時間のパワーリザーブと耐磁性シリコンバランススプリングを誇るマニュファクチュール クロノグラフキャリバー Cal.MT5813は、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C.)の認定を取得しており、この独立機関が設定した基準を上回る性能を備えている。その認定ではケーシングされていない状態のムーブメントで日差の平均を-4秒から+6秒の間で許容しているが、チューダーは腕時計として組みあげた状態で日差-2、+4秒という、より高い基準を達成している。精巧なコラムホイールメカニズムと垂直クラッチを備えるムーブメントは、すべてのチューダーの製品と同様に数々の過酷なテストによって保証された類い稀なる頑丈さと精度を保っている。
https://www.supakopitokei.com/omega_copy145.html
他のブラックベイのモデルと同様、このブラックベイ クロノは1969年のカタログに初登場したモデルにみられる「スノーフレーク」と呼ばれる時針のデザインを採用している。ブラックベイ ラインは、クラシックな美学と最先端のウォッチメイキングとの奇跡の出会いから誕生した。それは単なる「過去のモデルの復刻」ではない。チューダーのダイバーズウォッチが持つその70年の歴史を具現化し、現代によみがえらせたのである。そのネオ・ビンテージと称されるコンセプトに、製造技術や信頼性、頑丈さ、精度が加わり、今日における真の実用時計としての存在感を示している。