カルティエ ドライブ ドゥ カルティエ ラージデイト WSNM0005

1847年フランス・パリでの創業以来、王室御用達としてのブランド性を高めると共にジュエラーとして革新的なデザインを打ち出して来た一面からレディースブランドとしてのイメージが強いカルティエですが、近年では男性専用モデル『 カリブルドゥカルティエ』などの発表により時計の名門ブランドとしての評価をより高く受けています。

今回ご紹介させていただく『ドライブドゥカルティエ ラージデイト WSNM0005』ですが、優雅な紳士をイメージしたこのモデルは40×41mmのクッション型のケースを採用しており、その存在感を示しながらも高いフィット感を実現しています。ケースサイドの滑らかな形がこのモデルの美しさをより引き立たせていることは間違いありません。

文字盤にはカルティエの特徴的なデザインであるローマインデックスやバトン針が用いられており、シンプルながらカルティエの美しいデザインを感じる事が出来ます。

文字盤のデザインからも分かるようにタイムゾーン機能を備えており、秒針は伝統的なレトログラード機構が用いられています。
レトログラード機構は非常に長い歴史があります。レトログラードの誕生は17世紀後半といわれ、18世紀後半まで様々な懐中時計に用いられてきました。しかし、19世紀に入り時計に正確性が求められるようになってからは、その姿を見かけることはなくなりました。

1990年代に「レトログラードの魔術師」と呼ばれた時計師『ピエール・クンツ』が開発したモデルをきっかけにこの機構が改めて注目を浴びることとなり、昨今では様々なブランドがレトログラードが搭載されたモデルを開発しています。
レトログラード秒針は「0」の位置から時を刻み、一定の位置に到達すると瞬時に「0」へ戻ります。
終点から始点に戻る際にタイムラグが発生してしまうと正確な時間が刻めないため、秒針をダイナミックかつ迅速に始点に戻す様子は圧巻です。

そしてタイムゾーン機能に合わせ、デイ&ナイト表示が4時位置に備えられています。他のブランドと比べると変わった形ではありますが、不思議とフィットする感覚があります。
更に12時位置にあるラージデイト表示も私としてはオススメポイントのひとつです。
縦長のスリムな日付窓は決して邪魔にならない空いたスペースに日付表示をもってきただけではなく、緻密な計算によって構成されたデザインであることが感じ取れます。

CARTIER カルティエ ドライブ ドゥ カルティエ ラージデイト WSNM0005

ケースサイドのリューズ部分には、宝飾ブランドであるカルティエのアイコニックなブルースピネルがあしらわれており、裏蓋からはカルティエの作り出した自社製ムーブメント1904-FU MCをご覧いただけるようになっており、どの面からみても楽しんでいただけるモデルになっています。

オーデマ ピゲ2022年新作「ロイヤル オーク」が誕生50周年

ジェラルド・ジェンタがデザインして1972年に発表されたオーデマ ピゲ「ロイヤル オーク」は、高級時計のスタイルを革新したSS製のスポーツモデルだった。8本のビスがベゼルから裏蓋までを堅固に締め込む2ピース構造のために、ケース径は当時の標準的な時計をはるかに上回る39㎜。このサイズから“ジャンボ”と呼ばれたコレクションが誕生50周年を迎えた。これを記念してオーデマ ピゲは新世代の薄型ムーブメント「キャリバー7121」を開発。2000年に登場したケース厚8.1㎜の「エクストラ シン」(モデル15202)を継承するモデルに搭載した。開発に5年を費やした「キャリバー7121」は大きめのバレル(主ゼンマイを収納する香箱)の採用などで機能を強化。長期間にわたって高精度を保つだけでなく、パワーリザーブも延長している。SS、プラチナ、18KPGと18KYGの4モデルをラインナップ。

オーデマピゲ 格安:https://www.rasupakopi.com/audemarspiguet_z190.html

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「ロイヤル オーク オートマティック」。ブラックセラミックのケース&ブレスレットにピンクゴールドが美しくコントラストする50周年記念モデル。「キャリバー5800」を搭載。自動巻きローターに50周年のロゴをアレンジ。ケース径34㎜、パワーリザーブ約50時間、5気圧防水、、オーデマ ピゲのブティックのみで限定販売。
50周年記念モデルとして、ケース径34㎜のブラックセラミックモデルも発表された。漆黒のベゼルにピンクゴールドの8本のビスが美しくコントラスト。グランドタペストリーと呼ばれる特徴的な彫り模様が施されたブラックダイヤルに、同じくピンクゴールドの針とバーインデックスが艶っぽく映える。

どちらのモデルも「ロイヤル オーク」誕生50周年のロゴをデザインした特別な自動巻きローターを搭載。ただし、共に、生産量が限られているため、入手困難なモデルとなっている。

シャネル J12 2022年新作 キャリバー12.2 H5696

シャネルのアイコニックなウォッチコレクション「J12」に、新たな独自のオートマティックムーブメントを搭載した33㎜ケースのモデル「J12 キャリバー 12.2」が登場しました。そう、「クォーツではないJ12 33mm」が誕生したのです。ケース素材はセラミックにステンレススティールを組み合わせ、ブラック&ホワイトの2色展開。


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【2022年新作】シャネル Ref.H5696 J12 キャリバー12.2は33mm x 12.94 mmの高耐性ブラック セラミック×ステンレススティール製ケースにオートマティックムーブメント キャリバー12.2を搭載。希望小売価格は 863,500円(税込)です。

新ムーブメント「キャリバー 12.2」は、シャネルが資本参加しているスイスのムーブメント製造メーカー、ケニッシ(KENISSI)がシャネルのために製造しています。既存の「キャリバー 12.1」を縮小化するのではなく、全174個から構成されるパーツ1つ1つの大きさや形、配置を再考し、性能を存分に発揮できるように設計されています。

シャネル J12 キャリバー 12.2
COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)の認定を受けており、キャリバー12.1の70時間には及ばないものの、小型ムーブメントでありながら約50時間のパワーリザーブを誇り、実用性にも優れています。

シャネル H5696の仕様・価格

モデル J12 キャリバー12.2
J12 Watch Caliber 12.2
型番(Ref.) H5696
ケースサイズ 33mm x 12.94 mm
ケース素材 高耐性ブラック セラミック、ステンレススティール
ベゼル 逆回転防止ベゼル
ダイアル ブラック ラッカー ダイヤル、ホワイト セラミック インデックス
ムーブメント オートマティックムーブメント キャリバー12.2
リューズ ねじ込み式リュウズ、ステンレススティール、高耐性ブラック セラミック カボション
ブレスレット 高耐性ブラック セラミック、ステンレススティール製3重折りたたみ式バックル
防水性 200m
シャネル時計コピー価格 ¥41,500

サンローランの人気フラグメントケースから、レトロな花柄が登場!

サンローランと言えば、ジップ付きフラグメントケースを定番アイテムへと押し上げた人気の火付け役。愛用者が多い逸品だからこそ、この春にゲットするなら心が躍るデザインで人に差をつけたい。5つのカードポケットとコインケースというシンプルかつ機能的なデザインは、ミニバッグや上着のポケットと相性抜群。主にスマホで支払いを済ませるキャッシュレス派の相棒として活躍してくれる。

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今シーズン、さらに注目したいのがガマ口タイプのミニバッグ「シャルニエール」。愛らしい手のひらサイズに、ブロンズ調のロゴやクラスプ、50cmのチェーンストラップなど繊細なディテールを効かせているため、アクセサリーを纏うルイヴィトン コピー感覚で持ち歩くことが可能。内側にはコンパートメントが1つあり、マチが4cmもあるので、現金やカードに加えて、コスメポーチの役割も果たしてくれる。ゴールデンウィークの連休や週末など、これからの行楽シーズンの外出にも活躍しそうだ。

IWC 2022年新作まとめ

セラミックケースにクロノグラフを搭載したトップガン・パイロット・クロノグラフに、今年はグリーンとホワイトの新作が誕生しました。IWCはこれはアメリカ海軍とのライセンス契約により、2007年に最初のトップガンを発表し、その後も順調に生産を続けており、本作は2019年のサンドカラーのセラミックの初のトップガン・モデル、「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“モハーヴェ・デザート”」に続く作品です。まずはダークグリーンの“ウッドランド”からご紹介します。

2022年新作 IWC パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “ウッドランド” IW389106
ダークグリーンの色合いは、トップガン飛行訓練学校のエリートパイロットが纏うフライトスーツや制服、そして訓練中、彼らの眼下に広がる森の風景からインスピレーションを得ています。IWCとパントン®は、このカラーをIWC ウッドランドと名付けました。

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IW389106はセラミック製ケースと文字盤がウッドランド(Woodland)と名付けられたダークオリーブグリーンのワントーンで統一されており、プッシュボタン、リューズ、裏蓋はマットブラックの堅牢なセラタニウム®製です。

【2022年新作】IWC IW389106 パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “ウッドランド”は直径 44.5 mmのセラミック製ケースに自動巻き IWC自社製キャリバー69380 を搭載。希望小売価格は 41,000円(税込)、年間1000本の限定生産モデルです。

IWC IW389106の仕様・価格

モデル パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “ウッドランド”
Pilot’s Watch Chronograph TOP GUN Edition ‘Woodland’
型番(Ref.) IW389106
ケース セラミック
ケースサイズ 直径 44.5 mm
防水 6 気圧
文字盤 グリーン
ムーブメント 自動巻き IWC自社製キャリバー69380
パワーリザーブ 46 時間
N品価格:42000円

ロレックスの2022年新作腕時計、新世代「エアキング」ケース・ダイアル・ブレスレットを刷新

ロレックスの「エアキング」は、飛行機の性能が飛躍的な発展を遂げた1930年代、ロレックスが航空の世界と築いた特別な絆を象徴するモデルだ。1958年の発表以降はダイアルに「Air-King」の名が記され、2016年からは大きいサイズの3、6、9のアワーマーカーと、飛行時間の計測が可能なミニッツスケールを配したブラックのダイアルを備えている。ロレックスのブランドを象徴するカラーであるグリーンの秒針も特徴的だ。

リューズガードとサイドが直線的なケースデザイン
2022年、新たに発表された新世代の「エアキング」は、リューズガードとケースサイドが直線的な新デザインの40mmケースを備えている。ケースは、堅牢かつ防水性能に優れたオイスタースチール製。極めて耐傷性に優れるサファイアから製造されたクリスタルは、反射防止コーティングが施され、高い視認性を確保している。

“5”の表示を2桁に変更&発光素材で暗闇での視認性向上
ロレックス(ROLEX) エアキングコピーディスプレイも新しくなり、ミニッツスケールの5の前に“0”がプラスされることで、よりバランスの取れたデザインへと変更されている。これにより5分間隔の数字はすべて2桁で表示されるようになった。

さらに、クラマライト ディスプレイが採用され、暗闇での視認性も向上。針と12時位置の三角形のアワーマーカーは、光の明るさがより持続する発光素材でコーティングされている。新モデルでは18ctホワイトゴールドの象徴的な3、6、9の数字にも、この革新的な素材が使用されたことで、暗闇での視認性が向上した。また、秒針にはロレックスを象徴するカラーであるグリーンが引き続き採用されている。

3列リンクのブレスレットもアップデート
ロレックス(ROLEX) エアキング|写真4
1930年代末に開発された、手首にフィットする3列リンクのオイスターブレスレット。優れた堅牢性を発揮するこのブレスレットは、オイスター パーペチュアル コレクションで最も広く採用されているが、新モデルではバランスが見直され、特にセンターリンクの幅が広くなった。

また、ブレスレットが誤って開くことを防止する、セーフティキャッチ付オイスターロッククラスプを「エアキング」で初搭載。イージーリンク(エクステンションリンク)も備えられており、ブレスレットの長さを簡単に約5mm延長することが可能だ。

ロレックス(ROLEX) エアキング|写真2
精度・信頼性に優れる「キャリバー3230」搭載
ムーブメントは2020年に発表された「キャリバー3230」を搭載。時計製造技術の最先端を行くこの機械式自動巻ムーブメントは、精度、耐衝撃性、耐磁性、利便性、信頼性のすべてにおいて際立った性能を発揮する。なお、高いエネルギー効率と信頼性を両立させる、特許を取得したクロナジー エスケープメントによって、パワーリザーブは約70時間まで延長されている。

すべてのロレックス ウォッチと同様に「オイスター パーペチュアル エアキング」は、高精度クロノメーター認定で、手首着用時に優れた性能を発揮する。

【詳細】
オイスター パーペチュアル エアキング(Ref.126900)
発売時期:未定
<主な仕様>
ケース:オイスター(モノブロックミドルケース、スクリュー式バックケース、リューズ)
ムーブメント:キャリバー 3230、ロレックス激安による完全自社製造、両方向自動巻パーペチュアルローター搭載の機械式ムーブメント
ダイアル:ブラックラッカー、 3・6・9 は 18 ct ホワイトゴールド、視認性の高いクマライト(ブルーの長時間継続のルミネッセンス)、ミニッツスケールはホワイトのトランスファー、12時位置の三角形のアワーマーカーは18 ct ホワイトゴールド、視認性の高いクロマライト(ブルーの長時間継続のルミネッセンス)、18 ct ホワイトゴールドの針、グリーンラッカーの秒針、視認性の高いクロマライト(ブルーの長時間継続のルミネッセンス)
ブレスレット:オイスター(3列リンク)、オイスタースチール、サテン仕上げ、エッジはポリッシュ仕上げ、セーフティキャッチ付オイスターロッククラスプ、イージーリンク(約5mmのエクステンションリンク)

パテック フィリップ、ロレックスなど。史上最高レベルに高額な時計2選

オークションで過去最高額を叩き出すような腕時計は、歴史の深さや知名度、希少性、そしてもちろん過熱した盛り上がりなど、数々の要素が混ざり合い、頂点の座に君臨する。近年このような腕時計が以前にも増してオークションに出品されるようになったように感じているなら、その直感は正しい。一品生産やセレブの愛用品など、希少性の高いコレクター向けの腕時計に巨額を投じるのもいとわない人々が増えてきたのだ。それでは、驚くべきブランドコピーrasupakopi.com価格で落札された5つの腕時計をチェックしていこう。

パテック フィリップ「ノーチラス 5711/1A-018」“ティファニーブルー”

スイスに残る数少ない創業家経営の腕時計ブランドであるパテック フィリップは、その伝統的な腕時計製造技術へのこだわりが多くの人から愛されており、決してトレンドを追い求めたり、熱狂に屈したりすることがない。

とはいえ、ノーチラス5711のこととなると話は別だ。このモデルは、需要が高くなりすぎてパテック フィリップが生産中止を決定したほどの人気を誇る。あのパテック フィリップでさえもノーチラス5711で得られた最後の栄光を味わうために、この生産終了モデルをオークションに出品するほどで、結果はもちろん驚異的だった。昨年開催されたフィリップスのオークションでは、初めて(そして今のところ唯一の)一般に販売されたティファニーブルー5711が、650万ドル以上の値を記録し、収益金はすべてザ・ネイチャー・コンサーバンシーに寄付された。ティファニーブルー5711はもっとも価値の高いパテック フィリップ製腕時計のひとつになり、世界で(群を抜いて)高価なノーチラスとなった。

ロレックス「コスモグラフ デイトナ/ポール・ニューマン」モデル

参考記事:https://ello.co/mytopkopi

ポール・ニューマンは、映画監督、またサンダンス映画祭の由来ともなった映画『明日に向って撃て!』の主演、自分の名前を冠したサルサソースで有名だが、熱心な腕時計ファンでもあった。生涯を通して彼が腕時計を身に着けている写真には、数種類のモデルが写っていたが、そのなかでも1968年に発売されたロレックス コスモグラフ デイトナは、珍しい黒と赤と白のダイアルが特徴的で、彼のシグネチャーともいうべき存在となった。

「ポール・ニューマン」ダイアルのついたデイトナは、ニューマンの娘が彼のデイトナを競売にかけた2017年にはすでにトレンドとなっていた。このデイトナは、有名人の所有品であったことと、希少性、そして白熱した人気により、オークションで競り落とされた腕時計のなかで当時最も高額な1780万ドルもの値が付けられた。

ロシア・ウクライナ危機が変える時計コピー市場

2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻は、今や世界各国に大きな影響を及ぼしています。

先進国ではロシアの軍事行動に非難の意を示すために経済制裁がスタートし、また各企業も事業撤退の動きが広がることとなりました。

そんな中、時計業界も決して無関係というわけにはいきません。なぜならロシアは、世界的に見ても小さくない時計市場の一つであるため。時計業界内でも撤退するブランドが相次ぐ今、ロシア市場を中心に、大きな波紋を呼んでいます。

この記事では、ロシア・ウクライナ危機によって時計業界が見せた動きと、実勢相場等、今後への影響について解説いたします。
日経新聞が報道した米エール大学の集計によると、2022年3月13日時点で、ロシアからの事業撤退・縮小を公表した企業は350社に到達するとのことでした。その中にはアップルやマクドナルド,スターバックスにアディダス、ユニクロなどといった飲食・リテール企業はもちろん、トヨタなどの製造業、金融機関などが名を連ねます。

こういった企業はロシアへの抗議の意味合いはもちろん、併せて物資調達に不安を抱えての決定も背景にあることでしょう。

そして、時計業界からも撤退を開始した企業が散見されます。

もっとも時計業界での動きは「遅い」などといった批判もあったようです。詳細は後述しますが、高級時計は資産です。ロシアにはオリガルヒと呼ばれる、国内でごく少数の豊かな生活を送っている富裕層が存在するのですが、現政権を資金面で支えていると言われています。このオリガルヒが貯蓄を時計に替え、資産を守る動きを助長するといった側面が高級時計ブランドの販売継続にはあったためです。

しかしながら3月初旬、スウォッチグループがロシア国内での供給を一時停止すると発表します(店舗営業は続いていたようです)。

次いでLVMHグループとリシュモングループも、ロシア国内での事業停止を公表しました。これにはケリンググループも続いており、主要コングロマリットのウクライナ侵攻への姿勢はおおむね揃ったと言えるでしょう。ちなみにLVMHはウクライナでの戦禍による犠牲者のために、500万ユーロを赤十字へといち早く支援していたコングロマリットでもあります。

3月8日には、ついに時計業界の大御所ロレックスも供給ストップに加わることがBloombergより報じられます。

ちなみにブライトリングは既に2月28日にロシアへの製品供給を停止していたようです。なお、ブライトリングCEOのジョージ・カーン氏はロシアのウクライナ侵攻への街頭抗議に参加しています。

そしてオーデマピゲとリシャールミル、パテックフィリップもこの流れに追随することとなりました。

さらに特筆すべきはChrono24(クロノ トウェンティーフォー)の動きです。

ロレックス エクスプローラー コピー 16570

Chrono24とは、2003年に設立された、高級時計専門の巨大ECプラットフォームです。越境ECを行い、さらに22か国の言語に対応していることがミソ。また独自の買い手保証制度やコンテンツ制作を担うなど、時計業界に新しい風を吹き込んでいる立役者的存在です。

このChrono24も、3月1日にロシアでの取引停止を表明しました。なおロシアからの出品もサイトから除外されている状況です。同時にウクライナを支援するキャンペーンも従業員間でスタートしているとのこと。ウクライナ現地からのニーズに合わせて、物資を供給できる仕組みを構築していると言います。

以上のことからもわかるように、他の企業同様に時計産業からも、ロシアからボイコットしようとする動きが見られています。

なお、冒頭でも述べたように、時計業界にとってロシアは決して小さい市場ではありません。

スイス時計協会(FH)が公表した2021年の統計によると、スイス時計輸出額で見た時、ロシアは世界第17位の市場となります。ちなみに2020年と比べると+35.3%、2019年(新型コロナウイルス直前の2019年は、時計市場にとって非常に好調な時期であったため、しばしば同じく好調であった2021年との対比に使われています)と比べても+30.6%と、大きな成長を遂げている北海道ブランドコピー市場でもあります。同時に、ロシアへのスイス時計総輸出額は1億9140万スイスフランとなっております。

50年代のパイロットウィングブレスレットを再現】名作ミリタリーウオッチの復刻シリーズ、待望

ファッションはもちろん、時計の世界でも幅広いユーザーから支持を集めるミリタリーをルーツにもつプロダクト。モノ好きから支持を集める理由はいくつもあるが、大まかに整理すると二つのポイントを挙げることができるだろう。まず、ミリタリーならではの作りだ。

 時計に関して言うならば、過酷な環境での使用を想定した堅牢な作りに加えて、過酷な環境でも時刻を確認できる視認性の高いデザインを備えていることが魅力である。あくまでも時計としての機能を追求して生み出されたデザインなのだが、その無駄のないデザインは、流行に左右されないミリタリー独特の機能美を獲得している。

 また、軍用ならではの実用的なデザインに加えて、特殊なバックボーンを備えていることも見逃せないポイント。そのルーツを辿って行けば背景となる歴史が存在しており、そのデザインにもストーリーが存在している。ミリタリーをルーツにもつ時計は、デザインとヒストリーの両面で、普通の実用時計とは異なる魅力を備えているのだ。

 今回、注目した“M.R.M.W(モントルロロイミリタリーウォッチ)”は、そんなミリタリーウオッチの名作をベースに、魅力的なモデルを展開する日本の時計ブランド。

 1893年に創業した日本における最初期の時計コピーメーカー、“村松時計製作所(現エムアイシー)”のオリジナル時計製作部門として発足したモントルロロイ社のオリジナルブランドであり、1943年にアメリカ海軍特殊潜水部隊で使用されたブシップウオッチなど、名作を忠実に再現した復刻モデルを展開している注目のブランドだ。ここでは、ミリタリーの名店“中田商店”とのコラボで製作されたスペシャルモデルを紹介。その魅力を探っていこう。


M.R.M.W(モントルロロイミリタリーウォッチ)
TYPE A-17ヴィンテージ パイロットウィング

 1950年代に米陸軍航空隊が採用したパイロットナビゲーションウオッチ“TYPE A-17”の復刻版。12時間表示インデックスの内側に24時間表示インデックスを配置した意匠に加え、オレンジがかった茶色のインデックスで経年劣化した夜光を表現。当時の雰囲気を再現している。また、このモデルは老舗ミリタリーショップ、中田商店とのコラボレートにより、50年代の米軍陸軍航空隊-USAAFパイロットウィングストラップを忠実に復元。繊細かつ重厚な質感が目を引きつける。

https://sites.google.com/view/rasupakopi/


■SS(35mm径/純銀製ウィングブレスレット、布製ストラップ付属)。10気圧防水。クォーツ(スイス製)

GUCCI家の争いから考える、ファッション業界の変遷 『ハウス・オブ・グッチ』

レディ・ガガ主演で話題を呼んだ映画『ハウス・オブ・グッチ』。いわずとしれた世界的ブランド「GUCCI」を創業したグッチ家の人間はなぜ今、一人も経営に携わっていないのか。三代目社長はなぜ、妻の手で暗殺されねばならなかったのか。一族の確執を描いた同作は3時間近い長尺ながらも多くの視聴者から高評価を得たが、実は、映画で描き切れないほど複雑に絡み合った人間関係と、ファッション業界の変遷が、その裏には隠されていた――。ファッションに精通し、原作となったサラ・ゲイ・フォーデンによるノンフィクション『ハウス・オブ・グッチ』で、上下巻にわたる同作の翻訳をつとめた実川元子さんに、グッチが世界的ブランドとして生き残った理由から、高級ブランドが大衆化した要因まで、お話をうかがった。(立花もも)

■グッチ家の争いはなぜ始まったか

https://www.fashion-press.net/brands/56

――映画はレディ・ガガ演じるパトリツィアが、グッチ創業者の孫であるマウリツィオと結婚し、望むすべてを手に入れようとする強欲さと執念が破滅を招く……という物語でした。エンターテインメントとしてすごくおもしろかったですが、原作とは違うところも多々ありますね。

実川元子(以下、実川):よくできた映画だなと思いました。翻訳した側としては、原作との違いに驚きもしたんですけれど、あれだけ複雑に、人間関係とファッション業界の歴史が絡み合ったお家騒動を、一本の映画にしようと思ったら3時間どころじゃおさまりませんからね(笑)。ただ、原作ではパトリツィアが主人公というわけじゃないものの、彼女の常軌を逸している感じは訳しながらもひしひしと伝わってきましたし、「なぜここまで……」と驚くほどの彼女の執念が、恋愛を主軸に語られることで、私自身も少し腑に落ちるものがありました。

――どんなところに、常軌を逸したものを感じたのでしょう?

実川:彼女はとにかくお金に執着しますよね。生まれが貧しいというわけじゃない、むしろ、グッチほどではないにしても父親は運送業で名を成していて、何不自由ない生活を送っていたはずなのに、実の母親との関係もけっきょく、お金が原因でこじれている。マウリツィオと離婚したあと、娘のために振り込まれた、日本円にして何百万というお金を、自分の贅沢のために使い切ってしまったり……。でもいちばんぎょっとしたのは、マウリツィオ殺害を指示した罪で捕まったあと、刑務所でもやりたい放題で、ペットを飼わせろとゴリ押しして、しかも飼うのがフェレット! さらに出所後に、パパラッツィに追いかけられているのを承知しながら、オウムを肩に載せてショッピングするという。

――あれは私も、読んでいてびっくりしました。

実川:彼女の言動は、理屈じゃ測れないんですよ。離婚する前だって、自分の立場を守りたいならそんなこと絶対しないほうがいい、ということをしてしまうし……。でも、ただの考えなしだったかというと決してそうではなく、ある意味ものすごく計算して行動する女性だったのだろうということも伝わってくる。戦略を練るのはとてもうまいし、実際、マウリツィオはパトリツィアがいてくれたことで父と和解できたし、伯父の引き立てを受けてニューヨークでビジネスを学べた。「それなのに、どうしてそっちに行っちゃうの?」という行動の不可解さが、異常なものとして映ってしまう。

――嫁いだ先がただのお金持ちではなく、ラグジュアリーブランドを確立した一家だ、というのも大きいのかなという気はしました。人の虚栄心というものを強く刺激するのかな、と。

実川:今でこそグッチも他の高級ブランド品も、一般人でもお金を払えば買えるものになりましたが、もともとはヨーロッパの厳然たる階級社会を象徴するものだったんですよね。私は1974、5年ごろ、ちょうど日本で第一次ブランドブームが起きていた時期に、フランスに留学していました。当時、日本から来た団体客のためにグッチやエルメスのお買い物ツアーに付き添うアルバイトをしたことがあります。そのときわかったのが、その頃の日本の人たちはただバッグやスカーフを欲しがっているわけじゃないということ。そのブランドが象徴している“クラス”……自分たちは上流社会の一員なんだという証を、バッグやスカーフを買うことによって、手に入れたかったのだと思うのです。私も当然ブランド品が欲しくて、グッチのバッグをバーゲンで買ったことがあります。そうしたらフランス人の友達に「ブランドロゴが入っているだけで10万円もするバッグを買って嬉しがるなんてどうかしてる。だいたいにおいて、思想として間違っている」とぼろくそに言われたりもしました。「王族にしか買えないようなものを欲しがるということは、民主主義を否定し、階級社会を受けいれているのと同じだ」と言いたかったのでしょう。

――なるほど……。

実川:私も、なるほどと思いましたけど、ブランド品を欲しがる人たちの気持ちも否定することはできなかった。それともう一つ印象に残っているのは、もっと安くて品質のいいものが他にあろうとも、ブランドのロゴがついているというだけで価値があがるというこの仕組みは、いずれブランドの明日を救うことになる、と言われたこと。実際、それでいちばん救われたのが、グッチだと思います。

――どれほど内部が崩壊しようとも、デザインが乱れようとも、それがグッチであるという価値が守られている限り、存続することはできる……。

実川:そうするうちに、みんな、気づいてしまったんですよね。王族しかもてないような高級品を、庶民である自分たちが手に入れることによって、間接的に階級社会の枠組みをひっくりかえすことができるんだということに。だから、パチモンと呼ばれる安価な偽ブランド品も横行するようになってしまった。さらに、ブランド側のほうも、そこに鉱脈があると気づいて、90年代から価格帯を落としたセカンドラインを出し、高級ブランドの大衆化が始まった。これはある意味でブランドの堕落、本来のあり方の終焉の始まりだったわけです。グッチ家には、それがわからなかった。マウリツィオの伯父であり、二代目社長のアルドは非常に優秀なマーケッターでしたが、あれほどブランドをつくることに長けていた彼でさえ、時代の流れを見抜けなかったということが、グッチ家に起こるすべての争いの始まりだったのだと思います。

――映画にも、アルドが日本の御殿場にグッチの支店を出そうとして、弟……マウリツィオの父に反対される場面がありましたが、彼はむしろ積極的に大衆化を狙っていましたね。

実川:原作にも、1974年のインタビューでアルドが〈日本人のお客さまは貴族〉とコメントを残したことが書かれていますが、高級ブランドの大衆化に一役買ったのが、やっぱり日本人です。映画ではニューヨークの支店にスーツで買い物にくる日本人客も登場しますが、実際はたぶん、アーノルドパーマーのゴルフシャツを着た観光客が、何十万もぽんっと支払うもんだから、グッチの人たちはびっくりしたんじゃないでしょうか。

https://www.rasupakopi.com/gucci_z22.html

――〈外見はたしかにいまひとつさえないかもしれませんが、あの方たちは貴族なんですよ〉というアルドのコメントに、笑いました。

実川:でもアルド自身……というか、グッチ家の人たちも、先祖代々由緒ある家系のお金持ちではなく、成りあがった人たちですからね。創業者のグッチ・オ・グッチは高級ホテルでベルボーイとして上流階級の人たちの旅行鞄を運ぶうちに、革製品がステイタスを表すものだと知って事業をはじめた。彼は麦わら帽子を作っていた職人の家の出身ですが、グッチをブランドとして上流階級や富豪に売るために、グッチ家は中世から続く王族の馬具職人だった、というストーリーを作って上流階級に溶けこもうとした。そう思って観ると、映画に登場するグッチ家の豪邸も、着ているものも、他者に見せつけるような装飾が多い。成金趣味を見下しながら、実は自分たちも同じことをやっている……というのは皮肉なことですね。

――そういえばパトリツィアも、最初は自分に似合うものをよく知っている、という感じだったのに、だんだんとアピールの強い服装と生活に変わっていきましたね。

実川:もしかしたら彼女は、グッチ家の人たち以上に階級の重要性がわかっていたから、大衆化に流れるグッチ家の方針に怖気をふるったのかもしれない。「お金も知名度も十分あるんだから、大衆に媚びる必要なんてないでしょう? ブランド価値が下がってしまうじゃないの!」というふうに。

――その方向性の違いもきっと、マウリツィオと決裂した理由の一つだったんでしょうね。原作で、株を売却するしかないところまで追い詰められたアルドが、敵ともいえる相手方に、旅費と宿泊費の請求書を送る場面がありました。それについて放たれた「グッチらしいですよね」という一言が、非常に印象的です。

実川:『VOGUE』というハイクラス雑誌がありますが、70年代くらいまでは貴族や富豪の令嬢たちが、自分たちのためのファッション情報を、自分たちのクラスと共有するための媒体だった。ところが80年代以降、自分でお金を稼ぐリッチな女性たちが増えてきて、編集部にもキャリアを求めて働く庶民の女性たちが入ってくる。そんな一人があるとき撮影に使った衣装を「すごく素敵! それいくらするの?」と富豪令嬢の編集者に聞いて場が凍り付いた、という逸話があるんです。『VOGUE』が取り上げるのはただの「グッチコピー」ではない、だから値段を聞いたり、撮影費を計算するのは、恥ずべきことだったわけです。でも映画では、そういう時代に、高級ブランドのオーナー社長が、出張費の請求書を、株を売却した相手先に送ってしまう。そこがやっぱり、グッチらしいんですよ。商売がうまくて、お金は稼げたけれど、上流階級出身者ではないからお金にうるさい。その割に、新しいブランドビジネスに適応できなかった。だから一族もブランドからは追放されてしまったわけです。でもそういう彼らが作り上げたからこそ、大衆化が進んだ今も、ブランドとしては生き残っている、という側面もあると思います。

――高級ブランドが大衆化した一番の原因は、なんだったんでしょう。日本人のように、欧米の上流社会ではなくとも買える人たちがいる、ということが、国際化によって露見したから?

実川:一番大きかったのは、LVMH(ルイ・ヴィトンやディオール、ロエベなどのブランドを抱えるコングロマリット企業)がDFSグループ(空港などで免税店を展開する企業)を傘下に置いたことだと思います。ハワイに自社のブランド商品を集めた免税ショップを建て、航空券と抱き合わせたツアーに参加した観光客を、現地到着後すぐにショップに連れていく仕組みを作りました。DFSのショッピングモールでは、ファッション製品だけでなく、酒、化粧品、菓子など、さまざまな商品分野のブランド品が免税価格で購入できます。ブランド品は自国で購入するよりお得感のある価格で買えるし、旅行に出て財布の紐がゆるむ観光客にブランド品を買わせるマーケティングも成功しました。そうやって売上の仕組みを作ったことで、ブランドは洗練されたデザインや、伝統やハイクラス感という価値を売るものではなくて、株主を満足させる道具になっていった。当然、それまで保たれてきた高級感は薄れます。とはいえ、ブランドの大衆化自体が悪いこととは私は思っていませんし、誰もが知っているブランドが大衆化したことで果たせる役割もあると思います。たとえば、サステナブルなファッションを推進するとか、ジェンダーレスなデザインを積極的に打ち出すことで、社会の多様性を押し広げていくとか。